人生について考えさせられるオススメ映画・4選

映画・本
映画は、洋画中心に年間約50本見ています。よく見る映画はド派手なアクションや学びのあるガールズエンパワーメントムービなど。Netflix、ディズニー+加入中。鑑賞済み映画のレビューやおすすめ映画をご紹介します!

今日はおすすめ映画4本について書きたいと思います。まだまだ寒い季節が続いていて、私はなんだかますます出不精になってきています。
そんなおうち時間でじっくり見たい素敵な映画、4本をご紹介したいと思います。

ネタバレが含まれる可能性がありますので、ご注意ください。

Big Fish

概要

監督:ティム・バートン
主演:ユアン・マクレガー

ダニエル・ウォレスのベストセラー小説をティム・バートン監督が映画化。自分の人生をいつも奇想天外に語るホラ吹きの父に死期が迫り、里帰りした息子のウィルは父の本当の話が聴きたいと願うが…。父と子の絆を描く感動のストーリー。

Filmarks あらすじ より

感想

父が語る空想の昔話の世界観が、非常にティム・バートンの世界観に合っていて、ちょっと不気味だけど面白い、もっと見たいと思わせられます。息子の気持ちとは裏腹に、自分の人生について面白おかしく尾ヒレをつけて話す父。しかし私には、どのホラ話も出会った人と自分自身への愛に溢れているように感じ、本当に感動してしまいました。

ティム・バートンらしいファンタジーな世界観も魅力ですが、なんといってもこの作品は父子の絆や、他者に歩み寄ることを楽しく描いているところも魅力だと感じます。ホラばかりの父親に対して少しいい感情を持っていない息子。しかしラストシーン、息子が父を理解し歩み寄る行動に涙腺が崩壊します。

また、最後の最後には父の話の「登場人物」たちも現れ、そこで父が一風変わった人たちをどう捉え、どう接してきたのかがなんとなく読み取れるんですよね。そこがまた魅力のひとつ。一風変わった個性も魅力と捉え、愛したくなります。

現在、Netflixでも視聴可能なようです。(2022/2/17時点)

ソウルフル・ワールド

概要

監督:ピート・ドクター
主演声優:ジェイミー・フォックス
ピクサーの描くハートフルアニメーション

ニューヨークでジャズ・ミュージシャンを夢見る音楽教師ジョーは、夢が叶う直前にマンホールに落下してしまう…。
彼が迷い込んだのは、ソウル<魂>たちが地上に生まれる前に「どんな自分になるか」を決める世界だった!
そこでジョーが出会ったのは、やりたいことを見つけられず、”人間に生まれたくない”と
何百年もソウルの世界にとどまっている”22番”と呼ばれるソウル。
夢のために地上で人生を取り戻したいジョーは22番に協力を求めるが…。
奇跡の大冒険を繰り広げる二人が、最後に見つけた<人生のきらめき>とは…?
日常の中で<人生のきらめき>を見失っている全ての人へ贈る、”魂”を揺さぶるファンタジー・アドベンチャー!

Filmarks あらすじ より

感想

自己肯定のための映画です。<人生のきらめき>はきっと日常の中にある、そんなことを思い出させてくれる最高の作品です。
近年のSNSの発展も相まって、最近では「何者かにならねば」という強迫観念のようなものがそこはかとなく蔓延っているような気がします。でも人生は、「何者かになること」ではない、そのためにあるのではない、と教えてくれる大傑作です。

近年のディズニー/ピクサーは、ネット世界など「見えない」ものをアニメーションで「世界」として表現していると思いますが、今作でもそれを試みています。
ソウルの世界、「ゾーンに入る」状態、瞑想中…、そんな<精神的な世界>を美しく表現していてさすがピクサーです。第93回アカデミー賞・アニメーション賞も納得の一作です。

フリー・ガイ

概要

監督:ショーン・レヴィ
主演:ライアン・レイノルズ

物語の主人公は平凡で退屈だと感じながら毎日を繰り返す、銀行窓口係の男=ガイ。
ルール無用、なんでもありの暴力に溢れた街で、毎日毎日強盗に襲われる銀行窓口係のガイが、そんな退屈(!?)な日常に疑問を抱き、ある日ついに強盗に反撃。
奪いとった眼鏡をかけてみると、街中に今まで見えていなかったアイテムやミッション、謎な数値が溢れていることに気がつき大興奮。この世界はビデオゲームの中で、自分はその”背景モブキャラ”だという<衝撃の事実>を気づいたガイが、”正義の味方”になるために立ち上がる姿が描かれる。

Filmarks あらすじ より

感想

面白い!と感動!どちらも味わえる、私的2021年ベストムービーです!ビデオゲーム世界ということでネタやあるあるがそこかしこに散りばめられ、爽快な気分になるっこと間違いなしです。

一見、何も考えずに楽しめるエンタメムービーですが、主人公・ガイが自我を持つことができた理由が素晴らしく、その「可能性の分岐」は我々にも通ずるものを感じます。たとえ、プログラミングされた存在だとしても、自ら考え、成長し、プログラミングしていない動きをしていく。最後には、どのプログラミングも関係なく、自分の選ぶ自由を勝ち取っていく姿は素晴らしい人生讃歌でした。

あなたの旅立ち、綴ります

概要

監督:マーク・ペリントン
主演:シャーリー・マクレーン

何不自由ない生活の中で孤独と死に不安を抱くハリエット(シャーリー・マクレーン)は、生きているうちに自分の訃報記事を用意しようと考える。地元新聞社の訃報記事担当者のアン(アマンダ・セイフライド)に執筆を依頼するが、これまで自分中心だったハリエットをよく言う人はいなかった。理想とはほど遠い内容の原稿を読んだハリエットは、最高の訃報記事のため自分を変えようと行動を起こす。

Yahoo!映画 より

感想

これは、人生を取り戻す女性と人生を始める女性の物語です。完璧で、賢すぎるゆえに人生を奪われてしまうハリエットの終活を通じて臆病ゆえに人生を始められないアンや周りの人たちに勇気を与えていきます。
自分の人生を、恐れることなく進んできたハリエットが、アンに伝える「失敗しろ、思い切り転べ、そこから人生が始まる」というセリフは非常に勇気をもらえるし、まるで私に言われているような気持ちになります。
「失敗したくない」という気持ちが肥大しすぎて、身動き取れなくなること、身に覚えがありすぎる。
「良い1日より、意味のある1日を」


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