初日から大事件勃発
さて、ウィーンに着いたその日のこと。母親はが真っ先にお風呂に入っていたのですが、しばらくすると浴室からドーン!という大きな音が…。最初は大したことないかな、と思っていたのですが気になって声をかけてみると、「ヤバい!」と泣きそうな声…。
なんと、浴室で滑ってころび、腕を痛めたというのです。だんだん母親の様子も尋常じゃなくなってきて、「これはヤバい…。」と私も焦ってきました。とにかく病院に行かなきゃ、と保険会社に連絡しようと思ったのですが、これが焦ってしまって外線がかけられない!
外線発信番号(0)を押してから、保険会社にかければよかったのですが、
もうそれすら出来ないぐらい焦ってた…笑
普段から、シミュレーションとか大事です!
私は諦めて、とりあえずフロントに電話。
Can you speak English or Japanese?
(英語か日本語話せますか?)
Yes, I can speak English.
(英語なら話せますよ。)
Actually, my mother slipped down in the bathroom, and she injured her hand.
I… We’d like to go to the hospital!
(母が浴室で転んで手首を怪我しました。病院に行きたいです。)
May I call the ambulance?
(救急車を呼びましょうか?)
Yes, please!
(お願いします!)
こんな感じで話しましたが、文法的にはぐちゃぐちゃ…。正確な文法で話すなら、
She fell in the bathroom and hurt her wrist. という感じでしょうか。
でもこんな感じでもドイツ語が公用語の国で何とか言いたいことは伝わる!そして病院にも行くことが出来ました。
病院でのあれこれ
救急車が来たら、とりあえずパスポートと保険のしおりを持って病院へ。意外と大きくて有名な病院が近くにあったようで、本当に助かりました。
「保険のしおり」も、中身を読んだことありますか?支払いに関する重要な部分などは旅行先の国の言葉でフレーズが記載されていて、指差し会話が可能なようになっているんです!また、きちんと電話できていれば、通訳ができる現地スタッフが来てくれたよう。結果的に母は骨折していたのですが、現地での医療費や病院への交通費、帰国後の治療費もすべて出て、保険ってマジで重要!と思い知らされたのでした。…何だか保険会社の回しもののようになってきた💦
しかし、私は現地スタッフを呼び損ねたので病院でも基本的に、私の拙い英語とGoogle翻訳で乗り越えました。ありがたいことに、ドクターが本当に優しく、わかりやすく説明してくれたため注意事項やこちらの要望も聞いてもらい、観光もどの予定も諦めないで大丈夫なことが判明。
私が使った出川イングリッシュ
病院での会話はとにかく、この3点を意識しながら話していました。
- 知っている単語で何とかする
- どうしてもわからない専門用語は、辞書アプリで調べとく
- 自分でわかりやすく言い換える
例えば、
「入院しなきゃダメですか?」って聞きたくても「入院」がわかんない…
⇨Should we stay the hospital tonight? と「stay」を使って同じような意味を伝える。
既往歴や飲んでいる薬があるか聞かれた…
⇨これは流石に薬の名前や、病気の英語名なんて知らないので翻訳アプリ!
ウィーンの病院に感謝
本当に素晴らしく、優しくしてくれた病院関係者の方には感謝してもしきれません。英語も満足に話せない東洋人観光客、面倒くさかったことでしょう…笑 でも、完璧に処置してくれて、おかげで海外旅行の思い出も悪いものではなくなりました。
唯一後悔していることがあるとしたら、処置してくれたイケメンドクターと写真を撮っとけば良かった、ということ。本当に惜しいことした〜。
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