おしゃれな街並みに、博物館や美術館。そして、ハリー・ポッターやシャーロック・ホームズ、パディントンを生み出した魅力あふれる国、イギリスですが、そのイギリス旅行の際にETAを申請する必要があるのはご存じですか?
ETAは観光旅行者や、短期ビジネス旅行者向けの電子渡航認証で、2025年1月からは必須となりました。ここでは、そんなETAの説明や、登録方法などをご紹介します。
ETAとは?
ETAとは電子渡航認証(Electric Travel Authorisation)の略で、アメリカのESTAのようなサービスです。2025年1月8日〜以下の旅行者は登録することが必要になりました。※
- 6ヶ月以下の旅行、親族訪問、商用、留学目的等にて滞在の場合
- 3ヶ月以下のCreative Worker visa concession*にて滞在の場合
- Permitted paid engagement**にて滞在の場合
- 英国に入国した上で乗り継ぎする場合
- 英国、アイルランド国籍を持たず、6ヶ月以下の滞在をするほぼ全ての人が必要。
- トランジットで入国をしないという場合は不要。(トランジットでも入国審査やビザの提示が求められる場合は必要です!)
※上記は、2025年4月時点の情報です。最新の情報は以下の公式サイトにてご確認ください。
*Creative Worker visa concession…3ヶ月以下の短期労働者や仕事での旅行者のこと
**Permitted paid engagement…プロのアーティストや講師などがイギリスから招待されて訪問する場合
申請方法は?
申請方法は非常に簡単ですが、2025年4月現在で日本語訳サイトがないのが難点です。ただ、アプリでの申請は非常に簡単で、直感的に対応していけば問題ありませんが、ここでは詳しい申請方法などをご紹介します。
申請場所
申請は、アプリを利用するのをおすすめします。対象アプリは、以下のサイトからダウンロードして下さい。フィッシングサイトなども多いようなので、ご注意ください。
Apply for an electronic travel authorisation (ETA) – GOV.UK
価格
申請には、10ポンド(日本円で2,000円程度)が必要になります。
有効期間
有効期間は、承認から2年間です
承認まではどれくらい?
通常3営業日程度。私がやった際は即日承認となりました。
用意するもの
- クレジットカード、デビットカード、Apple Payなど
- パスポート
- アプリをダウンロードしたスマホ
- 写真撮影をする環境
手順
- アプリをダウンロード
アプリをダウンロードして開くとこの画面が出てきます。必要なものなどの説明がされています。




- ETAの説明


- Emailアドレスの入力

- Emailアドレスの認証
入力したメールアドレス宛に番号が送られてくるので、その番号を入力

- 電話番号の登録

- パスポート情報のアップロード
パスポートにこのカメラマークがついている場合は、スマートフォンの下にパスポートを置いて情報のアップロードを行うこともできます。

- 顔写真のアップロード
その場で写真撮影をします。
背景が無地で明るい場所での撮影を求められるので、そのような場所を確保できる場所で行うことをおすすめします。
- 質問に回答
犯罪歴などの質問(2〜3問程度)に回答していきます
- 支払い
支払いが求められるので、クレジットカードなどの情報を入力して支払いを行います。Apple PayやGoogle Payを登録している場合はその方が楽ちん!
- 受付メールの受領
以下のような受付メールがきます。

- 承認メール
最後に以下のようなメールが来たら、承認完了です。アプリでは、承認状況などは表示されないので、そのまま削除しても良いと思います。

注意点
- 写真撮影の際には無地背景と明るい環境、そして影もなるべくないように
- 日本語用サイトなしなので、片手に翻訳機を
- フィッシングサイトの危険性もあり。航空会社や日本大使館など、信頼できるサイトのリンクから行くのがおすすめ
まとめ
イギリスへ旅行や出張で渡航する際、2024年から導入された「ETA(電子渡航認証)」の申請が必須となりました。オンラインで簡単に手続きできますが、公式サイトを装ったフィッシングサイトも増えているため、申請時は十分な注意が必要です。
本記事では、ETAの基本情報から申請手順、注意点までわかりやすくまとめました。初めての方でも迷わず進められるように構成していますので、安心して準備を進めるための参考にしてください。
正しい情報でしっかり準備して、イギリス旅行を安全かつスムーズに楽しみましょう!🇬🇧✈️
コメント